2009年08月01日

プロフィール

東京都出身 法政大学文学部哲学科卒業。故松田春翠門下。

日本を代表する弁士として国内はもとよりフランス、アメリカ他の海外公演を通じて、“弁士”の存在をアピールし高い評価を得ている。「伝統話芸・活弁」の継承者として“活弁”を現代のエンターティメントとして甦らせ文化庁芸術祭優秀賞他数々の賞を受賞している。
適確な作品解釈による多彩な語り口でいままでに500本以上の様々なジャンルの無声映画の活弁を務めている。

著書は『活動弁士 世界を駆ける』(1973年デビュー)


おもな受賞履歴
2002 平成14年度文化庁芸術祭優秀賞(演芸部門)受賞。
2000 第21回山路ふみ子文化財団特別賞受賞。
1995 日本映画批評家大賞ゴールデン・グローリー賞受賞。
1990 日本映画ペンクラブ賞受賞。


海外公演
2004/11 ハワイにてホノルル・シンフォニー・オーケストラと共演。
2004/07 サンフランシスコ無声映画祭に出演。
2004/04 ボストン大、タフツ大、ハーバード・フィルム・アーカイブなどボストン、ポーツマス4会場で弁士を務める。
2004/04 第6回ソウル国際女性映画祭で「瀧の白糸」の弁士を務める。
2003/10 第39回シカゴ国際映画祭で「生れてはみたけれど」の弁士を務める。
2002/09 アメリカ・カリフォルニア大学バークリー校・PFAに招待され、「忠次旅日記」
「瀧の白糸」他の弁士を務める。
2001/10 イタリア・サチーレでの無声映画祭にて「雄呂血」を語る。
1995/12 ブラジルのサンパウロで公演。
1995/09 オーストラリアのシドニー現代美術館にて「瀧の白糸」を語る。
1995/02 フランス、エヴルーの「映像演劇祭」に招待され弁士を務める。
1994 ドイツのオーバーハウゼン短篇映画祭に出演。
1992 ロサンゼルスにて公演。
1991 オランダのロッテルダム芸術協会主催「ヴォイス・フェスティバル」に出演。
1990 ベルギーのアントワープ映画祭で弁士を務める。
ローマの日本文化会館、ポルデノーネ無声映画祭の招きでイタリア公演。
1989 ニューヨークのジャパン・ソサエティ、アメリカ映像博物館等の招きで渡米。
ニューヨーク他三都市で活弁を披露。
1988 フランスのアヴィニョン芸術祭に招待され、阪東妻三郎の作品他の弁士を務める。


その他の活動
「夢みるように眠りたい」「二十世紀少年読本」(共に林海象監督)に出演。
・NHK BS2にて、数多くの作品が澤登の活弁入りで放送されている。
・NHK「生活ほっとモーニング」青春の映画コーナーのインタビュアーとして2005年3月までレギュラー出演。
・東京新聞夕刊コラム「放射線」を毎週水曜日担当(1月〜6月)
・「荷風!」(日本文芸社刊、1月27日発売号)に原稿掲載


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8月の公演のお知らせ

残暑お見舞い申し上げます。

今月は暑気払いにぴったりな痛快娯楽作『ドンQ』とキートン映画がおすすめです。
『ドンQ』は、チャップリンの親友で明朗快活な活劇スターとして世界的人気のあったダグラス・フェアバンクスが、19世紀スペインを
舞台に颯爽たる貴公子とその父の“奇傑ゾロ”二役を演じ、日本公開時(1925年)にはキネマ旬報、ベストテン娯楽映画の部第2位に選ばれ大ヒットしました。
恋人役メアリー・アスター『マルタの鷹』の端麗さも魅力です。
ロマンティシズムと胸おどる西洋活劇の愉しさが溢れる『ドンQ』をご覧頂けましたら幸せです。
とても面白いですよ!

8月22日(金) PM6:30〜 神田・錦町学士会館(TEL 03-3292-5933 地下鉄神保町駅A9出口正面)で上映いたします。
メールや電話予約もできますのでお気軽にどうぞ。
ワインタイムもありますので、ゆったりとした雰囲気でサイレント映画の世界に浸っていただけます。

8月25日(月)PM6:30〜 門前仲町の門仲天井ホールでは、バスター・キートン作品を三本
上映いたします。
卓抜なギャグと“永遠の少年”を思わせる大きな瞳…。
キートンはチャップリンと共に私特に惹かれるスターなのです。
黙々と、自分を超えるもの(世界、人、物)の謎に向かい、巻き込まれながらも不思議に危機を脱してしまう、
どこか可愛らしいキートン。

20年代ハリウッドで、チャップリンやダグラスとどんな会話を交わしていたのでしょう?
そのころうまれていたら会ってみたかったです。
ダグラス・フェアバンクスの『ドンQ』とキートン〜 皆様のご来場を心からお待ちしております。
ところで、女優の片桐はいりさんが、抱腹絶倒の活弁を先日披露してくださいました。
活弁ワールドが更に広がりますように…。


詳細 は引き続き翠の公演予定をご覧下さい。
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