2009年10月04日

秋の公演のお知らせ

爽秋の候となりました。
月や星への思いがつのる季節です。皆様いかがお過ごしでしょうか。

スクリーンにきらめく星を眺めるのも、“芸術の秋”にふさわしいです。
今年は、日本映画史に輝く名女優・田中絹代さんの生誕100周年に当たります。

東京・京橋のフィルムセンターでは、10月〜11月に田中絹代特集が開催され、無声映画からトーキー、
監督作品まで、絹代さんの魅力と才能をたっぷりご鑑賞頂けます。

大変有難いことに、10/9(金)〜10/11(日)、10/16(金)〜10/18(日)に、私、弁士をつとめさせて頂く事になりました。
『感激時代』『金色夜叉』『非常線の女』『伊豆の踊子』他、若き日の絹代さん主演作品を語らせて頂きます。
『非常線の女』のモダン・ガール姿から『伊豆の踊子』の可憐な踊子薫まで、絹代さんの演技にかける情熱は素晴らしいです!

あらためてファンになりました。
どうぞ皆様ご覧下さいませ。

10/30(金)PM6:30〜 神田・錦町の学士会館では、古典的名作『オペラの怪人』と異色の時代劇『怒苦呂(どくろ)』の二本立てをお送りいたします。

怪人を演じたら、この人の右に出る者はいないと言われたロン・チャニーがパリ・オペラ座に棲む怪人に扮し、その鬼気迫ると共に哀愁に満ちた演技は見ものです。
『怒苦呂』は、北大路欣也さんの父・市川右太衛門さんが、美しく孤高の人物を端麗且つ深い情念を込めて演じた、とても貴重な作品で、キリスト教に帰依した武士という難しい
役に挑戦した右太衛門さんの意欲が画面に結晶しています。

伴奏は湯浅ジョウイチさん(ギター)、鈴木真紀子さん(フルート)が担当して下さいます。
実は、この10/30の会が、学士会館での公演の最終回となります。
これまでの皆様の温かなお力添えに、心から感謝と御礼を申し上げます。


ァイナルとなります10/30の学士会館へ皆様どうぞお運び下さいませ。
お待ち申し上げております。

いつものようにワイン付きです。
電話予約とお問合わせは03-5467-4729のデジタル・ミームへどうぞよろしくお願いいたします。

10/28(水) PM6:30〜 門仲天井ホールでの無声映画鑑賞会もどうぞ宜しくお願いいたします。


詳しくは公演情報をご覧下さい。



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2009年09月01日

9月の公演のお知らせ

初秋、九月。
皆様いかがおすごしでしょうか。

この夏は無声映画鑑賞会五十周年記念の会が盛況裡に終了し、大勢のお客様にお運びいただいたことがまず何よりも
嬉しいことでした。皆様のお力添え本当にありがとうございました。 晩夏の八月下旬、京都へ小旅行をしました。
大河内山荘で大河内傳次郎を偲び、
二尊院で阪東妻三郎に思いを馳せ、
京都国立近代美術館で野島康三の黒・白の対照が鮮烈な写真を見、久しぶりにゆったりとした時間をすごすことができました。
できたら晩秋にまたたずねてみたいです。

鳥取生まれの女性作家尾崎翠
私このひと大好きなのですが、
チャップリンや アラ・ナジモヴァのファンであり、
映画についての面白い随筆を書いている尾崎翠にオマージュを捧げて、
9/26(土)7:00PMより、表参道のギャラリーで朗読とトークと無声映画の会がひらかれます。
尾崎翠の劇作『アップルパイの午後』の朗読と、映像と言葉についてトーク、
最後に喜劇『100000000円』(喜劇の神様・斉藤寅次郎)の活弁をお送りいたします。

ご予約とお問い合わせは主催のヤマナシヘムスロイドへどうぞ。
TEL03-3470-3119 ○○リンクします へよろしくお願い致します。
予約¥2,500 当日¥3,000(drink付)です。
皆様のご来場を心からお待ちしております。

9/28(月)6:30PMより、門前仲町、門仲天井ホールで才気縦横の名匠 エルンスト・ルビッチ
の傑作『結婚哲学』と日本映画『結婚記』他を上映いたします。

ドイツ生まれのルビッチがアメリカヘ招かれて数々の洗練された作品を撮った中の、比較的初期の頃の作品である
『結婚哲学』と『結婚記』から、東西の結婚観の一端がうかがえるかも知れません。

どうぞご覧くださいませ。


詳細はこちら


他の公演予定はこちらををご覧下さい。

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