2009年12月11日

2009 12月公演のお知らせ

ポインセチアの紅が美しい季節となりました。
皆様いかがおすごしでしょうか。

お蔭さまで、福島、青森、長野と各地で弁士をつとめさせて頂いております。
『雄呂血』や『瞼の母』、『生れてはみたけれど』『瀧の白糸』
無声映画時代の輝ける作品の数々に、小学生から年配の方まで、幅広いお客様が感動して下さり、
終映後にあたたかなお言葉を戴いて、胸が熱くなること度々です。

さて、毎年恒例の活弁リサイタルを、今年も12/29(火)に新宿・紀伊國屋ホールにて開催いたします。
『イントレランス(不寛容)』の登場です。”映画の父”D・W・グリフィス監督が、歴史の通しての人類の”不寛容”を告発し”愛と寛容”を訴える、主題・スケールとも当時(1916年米公開)画期的な大作で、バビロン篇、中世フランス篇他4つの異なる時代の物語が同時進行する構成も往時話題となりました。バビロン篇の壮麗なセットは今も語り草です。
ベートーヴェンの『第九』に匹敵するとまで高く評価された『イントレランス』は混迷の現代にこそ強く心に迫って参ります。
皆様どうぞご覧下さいませ。楽団カラード・モノトーンと共に、皆様のご来場を心からお待ち申し上げます。

今年から全席指定となりました。(2500円)ご予約・お問い合わせは03−3605−9981マツダ映画社へどうぞ宜しくお願いいたします。(月〜金 10:00AM〜6:00PM)新宿・紀伊國屋書店5Fキノチケットカウンターでも取り扱っております。

乞ご期待!
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2009年11月26日

2009年 冬の公演のお知らせ

東西南北、活動写真弁士として飛び回って、きがついたら季節は晩秋。
夏の服をしまい忘れてるのに、コートを取り出さなくてはならないなんて、本当にいそがしい。

先日は、岩手県立美術館で表現主義展を堪能し、日本発の表現主義映画『血と霊』(溝口健二)を、残っているスチル写真を元に再構成した画像を語ってまいりました。

表現主義に強く惹かれる者としては、岩手の澄んだ大気とともに、印象に残るパフォーマンスとなりました。

今年も12/29(火)に新宿・紀伊国屋ホールで夜6時から、「活弁リサイタル」を開催いたします。
本年は”映画の父”D・Wグリフィス監督の『イントレランス』をメインに、『弁天小僧』(若き日の長谷川一夫=林長二郎)チャップリンの『公債』と豪華三本立てです。
超大作というだけではなくて、広く人類愛を訴える『イントレランス』(不寛容)は、混迷の現代に強く訴えるものを持つ映画です。

皆様どうぞご来場くださいませ。演奏はカラード・モノトーンの皆さんです。
今年から全席指定となりました。
ご予約は03-3605-9981 マツダ映画社へお願い致します。
紀伊国屋書店のキノ・チケットカウンターでも前売中です。
皆様のお越しを心よりお待ちいたしております。

12/7(月)夜7時〜 東京工業大学で、無声映画と弁士についての講演と、早川雪洲主演の『チート』の上映会があります。(無料)
こちらもどうぞ宜しくお願い致します。
東工大世界文明センター長ロジャー・パルバース氏のお話もあります。
posted by 翠 at 02:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 公演のお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする