2010年03月03日

2010 3月公演予定のお知らせ

春風を待望するこのごろ、皆様いかがおすごしでしょうか?

先日、古石場文化センターで、活弁講座の発表会がありましたが、受講生の皆さんの熱演、力演、快演が愉しかったです。
目で見る言葉でない、耳で聴くことば、音声によって伝えられる言葉の魅力を、私、長年研究しているのですが、受講生の皆さんの活弁を聴きながら、あらためて音声表現の可能性を認識しました。

2/28に愛知県豊田市の豊田市能楽堂で『瞼の母』他の弁士をつとめさせて頂きました時も、風格のある能舞台で語るうれしさと共に、母を恋い慕う主人公番場の忠太郎の心を、声で伝える、その声の表現に、弁士としての工夫のしどころがあると実感しました。

お蔭様で多くの客様からあたたかな反応を頂き、能舞台での初めての公演を無事つとめることができました。
落語の古今亭志ん輔師匠との共演も初めてでしたが、とても新鮮でした。

3/14(日)は水戸でチャップリンを、3/29(月)は東京、門前仲町の門天ホールで名優ロン・チャニー主演の『ノートルダムのせむし男』の弁士をつとめます。
どうぞご覧下さいませ。
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2010年01月03日

2010 1月の公演予定

寒風の中に、遠い春の音を聞く…
聞こえてくるのは吹雪の音でも、蕾は花ひらく明日…。
『イントレランス』のバビロン篇の中に、「蕾は明日ひらく… 明日」
という字幕が出てきます。

この言葉、私大好きなのです。
土の中に宿る新しい生命が芽吹く時を待つ… そんな風に、
心の中の冬にも耐えて、いつかどこかで… 何かと出会える。
すてきな何かとめぐりあえる… と想いたい…。


昨年12/29に新宿紀伊國屋ホールで活弁リサイタルをさせていただきました。
チャップリンの『公債』、林長二郎の『弁天小僧』そしてD・W・グリフィスの『イントレランス』を
語らせて頂きましたが、とても沢山のお客様にお運び頂いて本当に嬉しく有難いことでした。

終映後に戴いた、暖かな拍手はこの後も忘れられません。
楽団カラード・モノトーンの皆さんと喜びを分かち合い、
お客様への深い感謝を捧げました。
お越し頂きました皆様、まことにありがとうございました!

1/30(土)に、川崎市アートセンター(小田急線新百合ヶ丘駅下車3分)で、名匠エルンスト・ルビッチの
『結婚哲学』の弁士をつとめさせていただきます。
男女の機微をユーモアたっぷりに描くルビッチの腕の冴え!
PM2:00より白鳥あかね先生とのシネマ・トークの時間もありますので、どうぞお楽しみに!
マリー・プレヴォスト他スターも魅力たっぷり!

ピアノ伴奏は新垣隆さんです。
どうぞ皆様いらして下さい、お待ちしております。

1/24(日)には松本市で三沢治美さん(ピアノ)と共演さえていただきます。
作品はヴァレンチノの「熱砂の舞」その他です。
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