先日、古石場文化センターで、活弁講座の発表会がありましたが、受講生の皆さんの熱演、力演、快演が愉しかったです。
目で見る言葉でない、耳で聴くことば、音声によって伝えられる言葉の魅力を、私、長年研究しているのですが、受講生の皆さんの活弁を聴きながら、あらためて音声表現の可能性を認識しました。
2/28に愛知県豊田市の豊田市能楽堂で『瞼の母』他の弁士をつとめさせて頂きました時も、風格のある能舞台で語るうれしさと共に、母を恋い慕う主人公番場の忠太郎の心を、声で伝える、その声の表現に、弁士としての工夫のしどころがあると実感しました。
お蔭様で多くの客様からあたたかな反応を頂き、能舞台での初めての公演を無事つとめることができました。
落語の古今亭志ん輔師匠との共演も初めてでしたが、とても新鮮でした。
3/14(日)は水戸でチャップリンを、3/29(月)は東京、門前仲町の門天ホールで名優ロン・チャニー主演の『ノートルダムのせむし男』の弁士をつとめます。
どうぞご覧下さいませ。