夏の服をしまい忘れてるのに、コートを取り出さなくてはならないなんて、本当にいそがしい。
先日は、岩手県立美術館で表現主義展を堪能し、日本発の表現主義映画『血と霊』(溝口健二)を、残っているスチル写真を元に再構成した画像を語ってまいりました。
表現主義に強く惹かれる者としては、岩手の澄んだ大気とともに、印象に残るパフォーマンスとなりました。
今年も12/29(火)に新宿・紀伊国屋ホールで夜6時から、「活弁リサイタル」を開催いたします。
本年は”映画の父”D・Wグリフィス監督の『イントレランス』をメインに、『弁天小僧』(若き日の長谷川一夫=林長二郎)チャップリンの『公債』と豪華三本立てです。
超大作というだけではなくて、広く人類愛を訴える『イントレランス』(不寛容)は、混迷の現代に強く訴えるものを持つ映画です。
皆様どうぞご来場くださいませ。演奏はカラード・モノトーンの皆さんです。
今年から全席指定となりました。
ご予約は03-3605-9981 マツダ映画社へお願い致します。
紀伊国屋書店のキノ・チケットカウンターでも前売中です。
皆様のお越しを心よりお待ちいたしております。
12/7(月)夜7時〜 東京工業大学で、無声映画と弁士についての講演と、早川雪洲主演の『チート』の上映会があります。(無料)
こちらもどうぞ宜しくお願い致します。
東工大世界文明センター長ロジャー・パルバース氏のお話もあります。